当院では、治療を始める前に行うカウンセリングを重視しています。
患者の皆様によって来院される目的は違いますので、まずはどういう症状なのか、そして歯の治療に対してどういった目的・意識で臨まれるのかをお伺いしたうえで、適切な治療・処置の方向性をご提案し、納得していただいてから治療をスタートします。
むし歯
むし歯は、プラーク(歯垢)の中に潜んでいるミュータンスと呼ばれる細菌が発生する酸によって歯が溶かされ、穴が開いた状態(う蝕)です。初期段階では痛みがなく見た目にもわかりづらいため発見が遅くなりがちで、そのまま放置すると自然に治ることなく悪化してしまいます。痛みを感じる前に早期発見・早期治療そして、予防をしていくことが健康なお口を維持するために必要です。
むし歯の進行
多くの方が「歯が痛くないからまだ歯医者に行かなくても大丈夫」と思っていらっしゃいます。
しかし、痛みを感じるまで放っておくと、神経を取ることになったり、歯を抜かなければならなくなったりします。
小児歯科
食事と疾患には深い関係があり、歯科分野も例外ではありません。歯ぐきの組織の60%はコラーゲンでできています。コラーゲン生成に必須であるタンパク質、ビタミンC、鉄を摂取することは、骨や歯ぐきの健康を維持することに繋がります。子供の歯(乳歯)は生えかわるからといって軽視するのではなく、将来生えてくる永久歯のためにも、土台となる骨や歯ぐきの健康を心がけることが大切です。
当院ではお子様に「歯医者に行けば嬉しいことがある」と感じてもらえるよう努めています。少しずつお子様に「良いこと(むし歯の予防や治療)をすれば、嬉しい(楽しい)ことがある!」と思ってもらい、その延長線上に歯を大切にする心が育ってくれるよう、成長をバックアップしていきたいと思っています。
歯周病
歯を失う原因の第1位と言われている歯周病。
歯周病は、歯の表面に付着した「プラーク(歯垢)」の中にいる「歯周病菌」が歯と歯肉の間に入り込み、歯を支えている組織(歯ぐきや骨など)に炎症をもたらす感染症です。歯肉炎や、歯周炎、歯槽膿漏などを総称して「歯周病」といいます。多くの方が、「歯医者は、歯が痛くなったら行くところ」という概念を持っており、自覚症状があらわれてから治療にいらっしゃいます。しかし、歯周病は自覚症状が出る頃にはすでにかなり症状が進んでいる場合がほとんどです。歯周病は、早期発見が非常に難しい病気なのです。
ここでは、歯周病のセルフチェックをしてみましょう。
予防歯科
ほとんどの方が、歯が痛くなったり、歯に不都合が生じたりした時にしか歯医者には行きません。多くの方が、「悪くなったら治療のために通うところ」と考えていらっしゃいます。
当院では、「自分の歯を失わず、一生涯健康な歯で過ごせること」が大切と考え、歯が悪くなってから「治療する」のではなく、歯が悪くなる前に「予防する」ことを重視しています。歯を健康に保つために一番大切なことは、毎日の歯みがきです。しかし、どんなにきちんとみがいていても、頑固なプラーク(歯垢)が取れず、汚れが付着したままになってしまいます。
ですので、歯科医院での定期的なクリーニングが大切になり、むし歯や歯周病の最大の予防法になります。
入れ歯
合わない入れ歯を使い続けると、痛いだけでなく、物をよく噛めないことで胃に負担がかかるといった問題が生じます。
今お使いの入れ歯が合わない、痛いなどでお困りの方や、これから使用を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。
当院では、クッションの付いた入れ歯(コンフォート)もご用意しています。その他、色々な種類の入れ歯を扱っていますので、ご予算やご希望に応じてご提案をさせていただきます。
よく噛める入れ歯で快適な生活を送っていただくために、できる限りお手伝いをします。
ノンクラスプデンチャー
その名の通り、バネの無い入れ歯です。金属のバネの代わりに歯ぐきと同色の樹脂を使用しているので、入れ歯と気づかれにくい非常に自然な見た目に仕上がります。
メリット
- 目立ちにくい
- フィット感が良く、入れ歯が初めての方でも慣れやすい
- 残っている天然歯への負担を軽減できる
金属床義歯
主要部分を金属で作った入れ歯です。通常のプラスチックの場合、強度を確保するために厚みが必要でしたが、金属床では約3分の1の薄さで作成することができます。熱伝導率も高いので、食べ物の温度を感じ取ることもできます。
メリット
- 装着時の違和感が少ない
- 割れにくく丈夫
- 食事の温度を感じやすい
ノンメタル治療
日本の保険治療での詰め物や被せ物の多くは、金銀パラジウム合金という金属が使用されています。金銀パラジウム合金とは、銀を主成分とする合金で、その銀の硫化を防止するためにパラジウムが添加されています。この金属の成分は、実はお口の中に入れた後に時間をかけて少しずつ溶け出していて、体内に蓄積することで様々な不調を引き起こしているといわれています。
パラジウムが引き起こすとされる不調
- 金属アレルギー
- アトピー性皮膚炎
- 肩こり
- 腰痛
- 片頭痛
- 腹痛
- めまい
- 自律神経の乱れ...など
当院では、このパラジウムを使用しない「ノンメタル治療」を推奨しております。原因不明の不調が続く場合、銀歯を除去するだけで不調が改善されるケースもあります。金属を使用しないセラミックの詰め物・被せ物をご用意しておりますので、少しでも気になることがある方はお気軽にご相談ください。
インプラント
当院ではジルコニアインプラントを採用しています。
従来のインプラントはチタン製がほとんどです。チタンは比較的安定した金属といわれていますが、人によってはアレルギーを引き起こすこともあり、フランスでは2020年より食品添加が禁止となった物質でもあります。
ジルコニアインプラントは金属を使用しないインプラントなので、チタン製のインプラントと比較しても生体親和性が高く、金属アレルギーやそこから体の不調を引き起こす心配がありません。また、ジルコニアはプラークが付着しにくいので、周囲炎を予防できるメリットもあります。
ホワイトニング
誰もが憧れる「美しく輝く白い歯」。
歯の表面は、お茶やコーヒー、ワインなどの食品や、喫煙などでの着色や、汚れの付着により、だんだんと白さを失っていきます。そして、加齢や遺伝により、歯に黄ばみが生じることもあります。
このように、歯みがきでは落ちない着色や汚れを、ホワイトニング用のジェルを塗布し白くしていきます。
当院では、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅でじっくりできる「ホームホワイトニング」の2種類を扱っております。
オフィスホワイトニングは、比較的短時間で効果があり、ホームホワイトニングは、お好みの白さになるまで、ご自身のペースででき、色の後戻りも少ないと言われています。
歯科口腔外科
お口のトラブルはむし歯や歯周病だけではありません。
親知らずの抜歯や口内炎治療、その他お口にまつわる様々な疾患についても治療を行っています。まずはお気軽にご相談ください。患者の皆様一人ひとりに合った治療をご提案します。
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)とは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が、最新の睡眠障害の国際分類で、正式名称が変更になった新しい呼び方です。
睡眠中に呼吸が止まり、酸素不足で脳などに大きな負担が生じ、眠りが浅くなります。そして、日中の強い眠気のため、居眠り運転の原因や労働災害につながる恐れもあります。
一般的に、「いびき」となってその症状が現れることが多いとされていますが、日中活動時間帯に強い眠気やだるさが起こったり、疲労感がいつもとれない等、心当たりがある方はお早目にご相談されることをおすすめします。
スリープスプリントを用いた治療
当院では、スリープスプリントというマウスピースを用いて睡眠時無呼吸症候群の治療を行います。
スリープスプリントを装着することで、寝ている間も下の顎を少し前方に突き出させ、気道を広げるので、呼吸がしやすくなり、いびきもかかなくなります。
以下の方には適さない場合もございますので、まずは一度ご相談ください。
- ・鼻や咽頭に持病がある
- ・歯の本数が少ない(上下で20本未満)
- ・神経質で寝付きが悪い
※内科、耳鼻科、呼吸器内科などでOSAと診断された方は、保険適応で作製が可能です。
治療依頼書をお持ちください。
※治療依頼書をお持ちでない場合は、自費診療にて作製することも可能です。
ご希望の方はご相談ください。